保育士不足や待機児童問題が社会問題化する中、保育士の需要は年々高まっています。ですが、保育士だからと言って、誰でも希望の園に採用されるとは限りません。
実は、保育士の採用は、面接試験が重要視される傾向があります。
なぜなら保育士は、子ども達の心身の発達に重要な乳幼児期に関わるため、その人柄が重視されるからです。希望の園で働くためには、面接の事前準備が重要です。
今回は、保育士の採用面接で必ず聞かれる志望動機の考え方のポイントや、よく聞かれることを紹介します!
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志望動機は必ず聞かれる!事前調査が必須
保育士の採用面接で、必ず聞かれると思って間違えないことが「志望動機」です。
志望動機を考える際のポイントは、希望する園のホームページ等で必要な情報を事前に調査することです。


保育園のホームページでチェックするべき情報とは?
各保育園には、必ず保育理念や保育方針があります。
現場では、保育理念や保育方針に則った保育が展開されるので、この部分に相違があると判断されれば、どんなに経験やスキルがある保育士でも不採用になる可能性があります。
例えば、学習の時間を設けている保育園の面接で「子どもはのびのび遊ばせたいです。」などと言うと、面接官に「うちの園には合わない。」と判断されかねません。ですが、「小学校への移行をスムーズにさせる為に、学習の時間は重要です。」と述べたらどうでしょう。
面接官に、「この保育士は、うちの園の保育方針と考え方が合うな。」とプラスに評価されるのではないでしょうか。このように、志望動機を考える時は、必ず希望する園の保育理念や保育方針を盛り込むことがポイントとなります。
特に通勤時間や収入面で勤務先を決める場合は、志望動機を使いまわすと矛盾が生じてしまいます。
必ず面接前に、希望する園のホームページ等を確認しましょう。

保育園の面接でよく聞かれること3選
保育士の面接は、基本的には一般企業の面接と大差はありません。ですが、保育園ならではの質問もあります。
保育園の面接でよく聞かれることを3つ紹介しますので参考にしてください。
保育士を目指した理由を教えて下さい。
面接官は、この質問をすることで、その保育士の保育に対する熱意を知りたいと思っています。
保育士は、体力仕事でサービス残業も多く、責任の割に収入も少ない仕事です。それでも保育の仕事をしたいという熱意を面接官は教えてほしいと思っています。
とはいっても嘘をつく必要はなく、あなたが保育士を志望している理由を素直に述べれば問題ありません。
例えば、「子どもが好きだから。」「手に職をつけたいから。」という理由があげられるでしょう。ポイントは、具体的なエピソードを盛り込むことです。子どもと実際に接した経験や、保育士の仕事に触れて感じたことでも、何でも大丈夫です。
自己紹介をしてください。
この質問が来たら、自己PRのチャンスと思ってください。
単に学歴や経歴を連ねるだけでは、履歴書を見ればすぐにわかることであり、面接官の印象に残りません。面接官は、自己紹介の中で、履歴書にない経験やスキル、特技などを知りたいと思っています。
新卒の方や経験の浅い方の中には、「アピールすることがない。」ということもあるかもしれません。その場合は、「今後は、こんな保育士になりたい。」という希望を語っても構いません。
また、面接官はこの質問をすることで、「順序立てて、しっかり話すことができる人」かどうかも見極めます。一言一句暗記する必要はありませんが、どのような流れで話すかを決めておくと本番で焦りません。
前の保育園を辞めた理由は何ですか?
保育士は、転職者も多いため、転職経験のある方は、この質問の事前準備が必須です。
保育士は、チームワークやコミュニケーション能力が重要な仕事です。もし、前職の退職理由が「人間関係」や「保護者トラブル」であるなら、面接ではあえて言わない方が良いでしょう。面接官は、せっかく採用するなら、なるべく長く務めてほしいと願っています。
前職を、人間関係等で退職している人は、「また同じことがあるのでは?」と、積極的に採用をしない可能性があります。退職理由は「スキルアップ」等の前向きな理由や、「引越し」「結婚」等の不可抗力な理由を考えておく方が安心です。

逆質問が来た時のおすすめの回答例
逆質問とは、面接の最後等に面接官から「何か質問はありませんか?」と聞かれることです。


待遇や福利厚生については、採用決定後のトラブルを避けるためにも、気になることは事前に聞いても問題ありません。ですが、あまりにもそのことばかり質問をしてしまうと、面接官に悪印象を抱かせるかもしれません。
そこで、逆質問があった時のおすすめの回答は、「保育士としてスキルアップする制度や研修はありますか?」というものです。
多くの保育園では、保育士に研修や勉強会の機会があり、スキルアップする制度が整えられています。積極的に参加して、スキルアップしたいという意欲をアピールしましょう。
例え、そのような制度がない保育園であっても、前向きな姿勢は好評価となるでしょう。
まとめ
保育士不足だからと言って、面接を甘く見ていると、不採用となりかねません。
保育園では、面接が重要であることを理解し、事前に準備をしておくことが、希望の園で働くためのポイントです。
今回紹介した志望動機の考え方や面接でよく聞かれることを参考に、面接を突破し希望の園での採用をぜひゲットしてください!